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company社長あいさつ

上成工業は1976年に「木場組」として創業して以来、床コンクリート仕上げ専門工事業者として、九州地区を拠点にお客様の信頼を積み重ねてまいりました。
これまでに、キャナルシティ博多、ヤフオクドーム、JR博多駅など、みなさんがご存知の建造物の床コンクリートを数多く手がけてきました。

今、上成工業が開発した床コンクリート工事に革新をもたらす画期的な機械と、その機械を使ったJS工法が建設業界で注目されています。
ムラがなく、高品質のコンクリートの床を、短期間でつくることができるJS工法は、国土交通省、経済産業省の認定事業にも指定され、青森県六ケ所村の核燃料再処理施設のほか、空港や高速道路工などの工事にも採用されるようになりました。

私が機械を開発しようと思ったのは、建設業界の深刻な人手不足が理由です。
床左官業も職人が高齢化で年々減り、若者も重労働のため、なかなか集まりません。
私自身、17歳で床左官業に入り、40年以上の経験を持つ職人です。
手作業が主流だった現場のしんどさは痛いほどわかります。
今からの若者に昔ながらの床コンクリート工事の苦しさは経験させたくない。
職人の負担を軽減させつつ、人手不足も解消したい。
そんな思いから、機械化に着手したのです。

私は機械化は職人の技を否定するのではなく、職人の技術に裏打ちされた機械こそが、床コンクリート工事現場の実情に合ったものになるはずと、機械づくりに没頭しました。
そして10年の月日をかけ、100台以上の失敗機を出しながら、「サーファー」「ローリー」「ハンドマン」という床コンクリート工事用のオリジナル機械が完成したのです。
3つの機械は日本国内、海外で特許も取得しました。

上成工業が開発した機械とJS工法は、世界に誇る日本の職人技の機械化に成功し、圧倒的な工期のスピードアップも実現しました。
「強く、早く、美しく」を現実のものにしてくれたJS工法は、代理店や施工特約店を通じて日本全国に広がり、建設業関係者に高い評価を受けるまでになりました。
そして今、上成工業は世界を見据えています。

床コンクリートは世界共通のものです。
世界中の街で、世界中の人がコンクリートの上を歩いています。
上成工業はアメリカの世界的建設機械メーカー・マルチクイップ社とも製造・販売の独占契約を結び、カンボジア、インドネシアなどアジアの新興国にも積極的にJS工法の技術指導を行っています。

近い将来、日本だけでなく、世界各地でも、JS工法が標準的な床コンクリート工事の方法となれるように。
これからも、上成工業では新工法、新しい機械の創出にチャレンジしてまいります。

代表取締役社長
木場義幸