methodJPS工法(工法特許)
JPS工法は、工場、倉庫、物流センターなどの床コンクリート仕上げ工事に最適な工法です。
上成工業が開発した床コンクリートを仕上げる機械(サーファー、ローリー、ハンドマン)を使用するJS工法に、「粗化(くし引き)」工程、「特殊合成樹脂エマルション塗布」工程を新たに加えた工法です。
JPS工法を用いることで、在来工法に比べ、仕上がり精度が大幅にアップ。さらに、不陸の少ない平滑な表面仕上げが可能となり、耐摩耗性、表層強度および水密性、耐ひび割れ性に優れた床になります。
しかも、従来の床コンクリート仕上げ施工工期を大幅に短縮・効率化できる「LaC1day(Large-area Construction in 1day)」工法です。
床コンクリート仕上げは浸透性強化材、無機質強化材、防塵塗料、塗床などが主に用いられていますが、表層レイタンスや表層部強度不足などの要因で、仕上材の剥離(はくり)、ひび割れ、不陸などのトラブルが起こることが難点でした。
JPS工法を用いることにより、これまでのトラブル要因を解消できます。
長期的に表面剥離の起きにくいカラー仕上げが可能になり、塗床などの仕上材の長期安定的な接着もできるようになります。
まさに画期的な工法なのです。
JPS工法の特徴
平滑な表面仕上げが可能。
振動式均し機【サーファー】により不陸(凸凹)の少ない平滑な表面仕上げが可能です。
耐摩耗性、表層強度及び水密性に優れた床スラブの施工が可能。
粗化(クジ引き)後、専用改質材を散布、クシ目のなかに浸透させ、振動締固め機【ローリー】で、再転圧を行うことで、表層部(3mm~5mm)に強い層を形成します。
優れた耐摩性と表層強度
特殊合成樹脂エマルション専用改質材の散布及び再振動締固めを行うことにより、耐摩耗性、表層強度。及び水密性に優れた露出仕上げが可能となります。
大面積の仕上げ施工が可能
特殊機械を用いて、床コンクリート仕上げ施工と仕上材施工を1日工程で行うため大面積の床コンクリート仕上げが可能です。
仕上色は4色
粗化、浸透、転圧て工程でポリマーセメント化した表層部はコンクリートと一体化しており長期的に表面剥離の起き難い仕上げとなります。専用改質仕上げ色は、コンクリート色、アズキ色、濃灰色、緑色の4色を取り揃えています。
JPS工法の流れ
STEP 01
締固バイブレーターによる均し作業
サーファー(振動式表面均し装置)特徴
- 強い振動で表層部のタンピングを行い、余剰水を浮かせます。
- 振動、殴打によりコンクリート内部のエアーを抜きます。
- 不陸整正に効果があります。
- 骨材を沈め、クラック防止に効果があります。
STEP 02
表面目粗し作業
粗化機(表面粗化)特徴
- コンクリート表面を幅3㎜・深さ5㎜程度粗化(クシ引き)することでレイタンス層を分断し無害化させます。
- 粗化(クシ引き)により、後工程で散布する専用改質材とのアンカー効果、及び一体化を高めます。
STEP 03
専用改質材散布作業
散布機(特殊合成樹脂エマルション散布)特徴
- 専用改質材の散布量を均一に散布でき、作業効率もアップします。
- 専用改質材は希釈等の配合がないため、取り扱いも容易です。
- 専用改質材は仕上げ色をコンクリート色、アズキ色、濃灰色、緑色の4色を取り揃えています。
STEP 04
振動ローラー再転圧による不陸(凹凸)整正作業
ローリー(ローラー式再転圧機)特徴
- コンクリートの再転圧、締固めにより内部が一層密実になり、ひび割れ抑止に効果を発揮します。
- 表面振動殴打により余剰水を浮かせ、内部の空隙を減少させます。
- 連結した3連のローラーが、著しい不陸(凹凸)を整正します。
STEP 05
金鏝押さえ仕上げ作業
ハンドマン(歩行式金鏝仕上機)特徴
- 金鏝がトロウェルと一体になっているためスピーディに仕上げが出来ます。
- 従来の手押え仕上げと比較して、均一に鏝が加圧されるために鏝跡が残り難い仕上げです。
- 立ち仕事のため、作業者の腰に負担が少ない作業が可能です。
- 光沢がでます。
施工マニュアル
JPS工法の施工マニュアルです。
ダウンロードしてご覧ください。